配電盤について What is a Switchboard
配電盤とは、電力の配分を管理する機器で、大規模な建物や工場などで使用されます。受配電盤はビルの屋上や地下の電気室等に設置され電力会社から受電した高圧電気を使用する電圧100V・200V・400Vに降圧して配電する用途で使用されます。一般の戸建て住宅の場合には、電線を引き込む際に変圧器をとおして電気が配送されるため、配電盤が設置されることは基本的にありません。
キュービクルタイプとしては屋外キュービクル・屋内タイプの一般型キュービクル(前後点検可能タイプ)と薄型キュービクル(正面点検可能タイプ)があります。
屋外設置の場合は、殆どJIS C4620仕様の一体型キュービクル方式で製作しています。屋内設置の場合、専用電気室などに受電盤、饋電盤と変圧器盤、MCCB分岐盤として設置される場合、FF(フロントドア・フロント点検)構造の配電盤の傾向が強いと言えます。現在の配電盤においては、使用している電気部品は通信機能や演算機能を持つ電子化されたマルチリレー・マルチメータなど高機能部品が多くなっています。